王道分析ツール Universal Analysis 使い方とポイント

王道分析ツール Universal Analysis 使い方とポイント

王道分析ツール【xC_Universal_Analysis】
⇒ダウ理論、トレンドライン、フィボナッチを任意設定で表示できるカスタムインジケーターです。

お買い上げいただいた方が永続的に利用できるようにフォローの意味を込めて記事を作成します。

まず初めに、繰り返しになりますが、
当方の作成したインジは自分が裁量を行う上で必要な分析を『数年』かけてアップデートを繰り返し、もう何も行う必要がないというレベルまで作り込んでおります。
手法は2016年頃には完成しており、そこからトレード、検証を積み重ねてきていますが、8年経った現在も変化はありません。今後も変わらず使えると確信しています。
安心してご利用いただければと思います。

スウィングハイローについて

スイングハイ・・・最高値より低い高値のローソク足が設定本数以上、両側に存在する
スイングロー・・・最安値より高い安値のローソク足が設定本数以上、両側に存在する
(定義が曖昧なジグザグの頂点をローソク足の本数で定義して固定する方法です)

スウィングハイロー設定について

当インジケーターはスイングハイ、スイングローの設定により、検出される頂点の場所を任意で設定が出来ます。
通常、ローソク足は1週間で日足が5本になるため、初期設定ではBefore(頂点前)、After(頂点後)を5本としています。
頂点の位置によって当インジケーターの高値・安値、トレンドライン、フィボナッチの描写が変わります。

以下は前後3本、前後5本で検出した時の違いです。(分かりやすいようにジグザグ表示だけではなくトレンドライン表示も追加しています)

上記シーンでは急こう配な値動きを捉えて見えるのは、スイングハイロー3本の方に見えると思います。
これは、戻りのローソク足が5本の時間をかけずに、浅い戻りを形成してトレンド方向へ値が動いているからです。

こういう場合に役立つのが、搭載されている高低差切替機能(Switch Over Pips)になります。
直前の頂点から次の頂点の値幅が〇Pips以上(任意設定)の波動時には、スイングハイロー判定のローソク足を〇本(任意設定)の判定に切り替えることができます。
これにより、検出するジグザグの頂点をボラティリティの変化に伴い変えることが可能となります。

もう1つスイングハイローによる頂点検出方法の弱点とも言える検出を省く機能があります。
以下のようなシーンでは頂点前後に5本のローソク足があるため、頂点を検出していますが、低ボラティリティにより、全く重要な頂点とは言えません。
裁量、目視の場合、自然に無視しているような箇所ですが、機械的にローソク足の本数だけで頂点を決めてしまうスイングハイローではこのような場面も検出してしまいます。

これらを省くのが最低高低差(Minimum Height Difference Pips)フィルターです。
この機能により、高低差が〇pips(任意設定)以下の山谷は省いて頂点を決定してくれます。
色で分けてある部分が頂点が変わった部分です。

水平線[新高値・新安値・戻り高値・押し安値]

前述の設定により検出された頂点に対して4つの種類の水平線を描写します。

新高値・・・高値が更新された時
新安値・・・安値が更新された時
戻り高値・・・新安値を更新した波の高値
押し安値・・・新高値を更新した波の安値

ダウ理論で重要なラインはトレンドを決定付ける戻り高値と押し安値です。
戻り高値・押し安値を抜けるまではトレンド継続、抜けたらトレンド転換の気配と読みます。
またトレンドの転換点は意識されやすいため、価格帯抵抗線になり、価格が停滞したり、一度抜けた価格が戻ってきて再反転するラインとして機能することも良くあります。
高値・安値は更新していっているので、分かりやすいため、チャートが見にくくなるという方は、水平線は戻り高値・押し安値ラインだけを表示しておいても良いかもしれません。私は日足の戻り高値・押し安値は無視できないラインとして注視しています。

トレンドライン描写について

トレンドラインも前述のスイングハイローによって定義された頂点にN波動発生時(トレンド発生時)に2回描かれます。

トレンドラインは如何様にも引くことが出来ますが、一般的に一番有効とされる描き方が上記の通り、
ダウ理論によるトレンド有効判定であるN波動時の頂点を結ぶ描き方です。本インジケーターの仕様もこの描き方に沿って、トレンド転換時から2回描写されます。

2回だけ描写される仕様はトレンドの角度を確認するためです。
何本も引いていくとチャートが見辛くなりますし、1本だけでは角度が測れないため、2本描くとトレンド角が見れると思い、こういう仕様にしております。
この仕様が有効になってくるのは以下のようなシーンです。

トレンドが綺麗に形成される時、N字波動は概ね同じくらいの大きさで形成されます。
これにより、トレンドラインはほとんど重なったような状態で2本とも描かれます。
こういう場合はこのトレンドはトレンドラインに沿うような形で形成されることが多く、押し目、戻りの凡その場所を目途付けすることに役立ちます。
もう1つの利点として、ダウ理論のトレンド転換を示唆するサインは時にものすごく遅くなるという弱点がありますが、トレンドラインを大きく割り込む場合、トレンド終焉をより早く感知することが出来ます。
この作例は良いシーンを切り抜いています。毎回、綺麗にハマるものではありません。こういうシーンを見たらチャンスを思い、価格の到達点の目安にしていただく使い方を推奨致します。

フィボナッチ描写について

フィボナッチは価格の到達点予想を行い、
エントリーやイグジットの目安にできる重要かつ有効な分析です。
前述のスイングハイローで検出された頂点に対して、描きます。
有効なラインの弾き方はトレンド発生や新高値・新安値を更新している波動の軸(頂点)から新高値・新安値の頂点に向かって描く方法ですが、
短期的な目線・長期的な目線によって起点の位置を変更することで、より良いライン描写が可能となります。
当インジケーターはこれらを2つのパターンに分け、自動描写します。

① パターン1 トレンドの起点から直近の高値/安値に向かって描画
② パターン2 直近の戻り高値/押し安値から直近安値・高値に向かって描画

上記の一般的なフィボナッチの引き方は頂点からの押し・戻りのポイントを目安(予測)するのに利用しますが、
当インジケーターはマイナス表記も対応しており、トレンドの到達目標点の目安(予測)にも利用が出来ます。

Fibo Levels Seperated のパラメーターに以下のように数字を入力ください。(コピペでOKです)
0,0.236,0.382,0.500,0.618,1,1.618,2.618,-0.236,-0.382,-0.5,-0.618,-1

以下のように新高値・新安値を超えた部分にもフィボナッチが表示されます。
新高値・新安値をブレイクした際に、どこまで価格が伸びるのかの目安に利用できます。本当に驚くほど効きます。

長い目線で利用したいとき、トレンドがかなり大きくなっている時はパターン1で確認し、
手動で目安となる水平ラインを描いておき、パターン2に切り替えて短期的な波動のブレイク、
または、戻しがどこに来るのかの目安を確認する という利用法をオススメ致します。

本インジケーターのやっていることは、すべて手動でも描けます。
しかし、都度、更新していくのは大変ですし、ラインを引く時間を短縮でき、間違えもないため、是非有効活用いただければと思います。
お買い上げいただいた方には感謝申し上げます。

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